水平線

レジサポラインの引き方／勝てるトレーダーは水平線だけでも勝てる

使ってないトレーダーはいないと言っても過言ではない基礎中の基礎が水平線。

テクニカルを学ぶ時に一番最初に勉強する事が多い水平線ですが、他のテクニカルとも組み合わせる事が出来るかなり重要なものです。

僕も水平線を引かずにトレードする事は絶対に有りません。

ただ、ちゃんと効く場所に引かないと効果的に使えないのでトレードに生かせる水平線を引けるようになって行きましょう。

実際のチャート

一度だけではなくて同じようなポイントで複数回反応しているのがわかると思います。

水平線で反応するのは世界中のトレーダーが意識しているから。

水平線はどこに引いても良い訳ではなくて効く水平線を見つける事が重要です。

引き方のコツさえ掴めれば難しい事は無くて、わざわざ効く水平線を探さなくても自然に引けるようになります。

では実際に引いてみましょう。

水平線の引き方

まずは目立つ高値と安値に水平線を引いてみましょう。

引けましたか？

僕がこのチャートに水平線を引くとこうなります。

世界中のトレーダーが全く同じ証券会社の全く同じチャートを見ている訳では有りません。

なので当たり前にチャートに多少のズレは生じます。

大切なのは水平線を元にある程度のゾーンと捉えて意識されているポイントを見つけるという事です。

水平線が髭先だったり実態だったり届かなかったり突き抜けたりは当たり前に起こるのであまり神経質になりすぎないというのも大事です。

レジサポライン

水平線にレジスタンスラインとサポートラインがあるのは既に説明しました。

この効果が入れ替わる事があるのは知ってますか？

レジスタンスラインがサポートラインになったりサポートラインがレジスタンスラインになったりします。

この画像のレジスタンスラインを引きます。

赤矢印の高値を結んだレジスタンスラインですが、一旦レジスタンスラインを抜けたら今度は青矢印で何度も支えられています。

このようにレジスタンスラインは抜けたら今度はサポートラインに変わる事があります。

逆にサポートラインを下抜けた場合はレジスタンスラインに変わる事もあります。

意識される重要な水平線は跳ね返しても突き抜けてもどちらにも意識される壁になるという事です。

上の画像の右側はこうなっています。

トレンドが出ている場面ではこのようにレジサポ転換しながら動いていきます。

強い水平線は世界中のトレーダーが意識する

水平線は様々な所にいくつも引くことが出来ます。

しかし実際に勝つトレードをするには強く意識されている水平線を引く必要があります。

強い水平線とは？

・上位足で引ける水平線

・何度も反応している

・レジサポ転換しても効いている

上位足で引ける水平線は5分足などの下位足で引ける水平線より意識レベルが高いです。

見る時間軸＝効く時間軸になるので上位足になればなるほど長く意識されます。

また同じ時間軸で見た場合、2回しか反応していない水平線より5回反応している水平線の方が意識されているという事になります。

レジスタンスだけやサポートだけ効いている水平線よりレジサポ転換しても効いている水平線はそれだけ意識されている水平線です。

レジサポ転換する動きをロールリバーサルと言いますがこちらに関してはまた別途説明します。

【ロールリバーサルの記事はこちら】

短期間に何度も水平線にぶつかる場合は2回目より3回目、3回目より4回目と回数が増える程どちらかに大きく動く可能性が高くなります。

損切り出来ない人はこういった場面で大きく負ける可能性が出てくるのでしっかりと立ち回るようにしましょう。

弱い水平線と強い水平線

水平線にはあまり効かない弱い水平線としっかりと効く強い水平線があります。

ではどのように強弱がわかるのか？

それは先ほどの説明とも多少重複しますが

下位足＝弱い水平線

上位足＝強い水平線

となります。

これは5分足のチャートですが、黄色は4時間足の水平線で青が5分足の水平線です。

5分足で見ると青い水平線が効いているのがわかります。

では4時間足で見てみるとどうでしょうか？

これは4時間足のチャートです。

時間軸を上げてみるとあまり効いていないのがわかると思います。

先ほどもお伝えした通り見る時間軸＝効く時間軸なので5分足で引いた水平線は5分足レベル内でしか効かないという事です。

この事から5分足より4時間足、4時間足より日足など上位足になればなるほど意識される強い水平線という事です。

ここで注意して欲しいのが、上位足で引いた水平線だけを見てトレードすれば良いのか？というとそうでは有りません。

取引の時間軸に合った足で見ていく事が重要となります。

注意点

まず大前提として重要な強い水平線は世界中のトレーダーが意識しています。

レンジ相場では反転を狙ってるトレーダーが多いかもしれませんが、トレンド相場ではブレイクのレジサポ転換を狙っているトレーダーが多いかもしれません。

またトレーダーによって見ているチャートが違う為、自分で引いた水平線が常にピッタリ反応する訳ではありません。

先ほども伝えた通り髭先、実態、少し届かない、少し飛び出るなどが起こるのでゾーンとして認識するようにしましょう。

実際のエントリー方法

水平線だけでもエントリーは出来ますが、精度を高める為に他のテクニカルやプライスアクションと組み合わせて使いましょう。

トレンドラインやフィボナッチリトレースメントなど組み合わせられるテクニカルは沢山ありますが、僕が水平線で一番狙うのは水平線でのロールリバーサルやプライスアクション、チャートパターンからのエントリーです。

このように他のテクニカルなどと組み合わせる事で信用度が高まります。

まとめ

僕がMTF分析を行う際にまず一番最初に引くのがこの水平線です。

シンプルですが世界中のトレーダーが注目しているラインになるので必ず使いこなせるようにしておきましょう。