テクニカル

ロングとショートの動き

ロングとショートの動きの特徴を掴んで相場に合ったトレードをしましょう。

ロングとショートの動きの特徴

ロングは比較的ゆっくり動く事が多く、ショートは比較的早く動く事が多いです。

実際のチャートで見てみましょう。

これは最近のドル円のチャートです。

値動きに矢印を引くとこうなります。

各上下の値動きにフィボを引くとこう

上昇トレンドなので上昇の後に各フィボ50~78.6%の戻りを付けて上昇しています。

上昇にかかった時間に比べて50~78.6%戻す速度が早いのはわかりますか?

このようにチャートの値動きは

ロングは比較的ゆっくり、ショートは比較的早く

動くという特徴があります。

この図は上昇トレンド内の値動きですが、上昇トレンドと下降トレンド自体の動きも同じです。

上昇トレンドは比較的ゆっくり長期で続き、下落トレンドは比較的早く短期で動く事が多いです。

値動きの見極め方

ロングでも短時間に一気に上がる事があるしショートでもジリジリゆっくり下がる事がありますが、こういった動きの特徴を見極める事でその後の値動きがわかりやすくなります。

以下は一例ですが比較的わかりやすく出現しやすい値動きになります。

ロングの場合

①ジリジリ上がっている時はそのままバンドウォークなどをしながらパーフェクトオーダーを維持して上がり続ける事が多いです。

②ショート勢のストップを巻き込んだりして一気に上昇した場合は直後に一気に戻す事があります。

ショートの場合

③比較的短時間に一気に下げる事が多いですが、値動きが早い時でも5分足などの下位足レベルではバンドウォーク、パーフェクトオーダー気味に綺麗に下がる事が多いです。

④下位足でもMAから一気に乖離するレベルの下げの場合は直後に一気に戻すことがあるので注意が必要です。

⑤また上昇トレンド中のジリ下げはその期間に過熱したオシレーターや乖離などを消化して再上昇する事が多いです。

トレード方法

僕はロングとショートでトレード期間を分けています。

理由としてはロングとショートで動き方が違うし、スワップも違うからです。

※現在のドル円やクロス円などのスワップ

 ロング = プラススワップ

 ショート = マイナススワップ

基礎編

ロングの場合

ロングは比較的時間をかけてゆっくり上がる特徴があるので、上位足でトレンド転換や上昇トレンドが確認出来た時にプラススワップを貰いながらスイング気味にトレードします。

ショートの場合

逆にショートは比較的短時間に一気に下がる特徴があるので、トレンドに関わらずマイナススワップを払わないようにスキャルピング、デイトレ気味にトレードをする事が多いです。

応用編

値動きの見極め方で説明した一例を使ってのトレードです。

ロング

①の場合

ジリ上げの時はダウ理論で押し目を買っていきます。

利確や損切はダウ理論が崩れた時、パーフェクトオーダーが崩れた時です。

頭と尻尾はくれてやれを心掛けないと利益が小さくなってしまう事が多いです。

②の場合

エントリーはしません。

既にエントリー済で一気に吹き上がってMAと乖離したら利確をします。

ダウ理論が崩れる事なく再度MAに収束したら押し目買いを狙っていきます。

ショート

③の場合

勢いが強く早い値動きなので正常な判断が出来ない人も多いと思います。

しっかりと見て急な値動きでも綺麗に下がっている時は利確はじっくり待ちましょう。

最後に下位足レベルでMAからの乖離や急な上げで包み足になる事があるのでそういった場合は一旦利確です。

早い値動きの中でも冷静にチャートを見て頭と尻尾を切り捨てて確実に利益を取っていきましょう。

④の場合

③でも説明した瞬間的な乖離下げです。

直後瞬間的な戻しがある場合があるので利確タイミングでもあります。

⑤の場合

上昇トレンド中のジリ下げはMAやオシレーターを消化して再上昇する為にパワーを貯めている期間の場合があります。

フィボやMA、水平線での追撃ロングや押し目買いのポイントになりやすいです。

まとめ

上記はあくまでも一例なので真逆の動きをする事もあります。

同じ値動きでも上昇トレンド中に発生するか、下降トレンド中に発生するかで違う動き方をするものもあります。

色々な局面の色々な値動きを沢山知っておくと実際の相場で戦える武器が増えるので是非検証してみて下さい。

実際の相場の中での動きの特徴はzoomでの1to1や配信で解説していきます。