トレンドライン

正しいトレンドラインの引き方とは？効くラインの引き方とエントリー方法

トレンドラインが引けるようになるとトレンドが出ている時の押し目買いや戻り売り、トレンド転換時のエントリーポイントなども見えて来ます。

トレードの幅が広がるのでしっかりと覚えて一つの武器にしていきましょう。

トレンドラインとは？

トレンドラインは上昇トレンドや下降トレンドが発生している時に効果的に使う事が出来ます。

上昇、下降のトレンドが発生しているかどうかは上位足でのダウ理論で確認します。

【ダウ理論の記事はこちら】

上昇トレンドの時は安値と安値、下降トレンドの時は高値と高値を結びます。

上昇トレンドライン

下降トレンドライン

トレンドラインの引き方

では実際のチャートでトレンドラインを引いてみましょう。

上昇トレンドライン

下降トレンドライン

トレンドラインを引く時に重要なのが複数点(3点以上)反応しているという事。

上記トレンドラインはいずれもライン上で複数回反応しています。

2点だけのラインはどこでも引く事が出来てしまうので反応もしにくいです。

3点以上反応している所にラインを引いて行きましょう。

例

赤丸を起点として3本のラインを引いてみました。

黄色と青のラインは3点以上反応しているのでそれぞれブレイクした後に黄色丸、青丸でロールリバーサルしていますね。

しかし緑のラインは起点ともう1点の2点しか結んでないので緑丸の所でブレイクしたり戻ったりで効いていません。

このようにラインはどこにでも何本でも引く事が出来ますがしっかりと意識されて実際に効くラインを引く事が大切です。

※画像のトレンドラインはわかりやすく説明する為に上位足のチャートに下位足のトレンドラインを落として説明しています。実際には一つの時間軸に何本ものトレンドラインを引く事はあまりありません。

また髭先に引くのか実態に引くのかですが答えはどちらでもOKです。

水平線の項目でも説明しましたが世界中のトレーダーが全員同じチャートを見ている訳ではないので多少前後します。

なのでトレンドラインも水平線と同様にある程度効いてそうな所に引いて多少のズレはゾーンとして認識するようにしましょう。

トレンドがどちらの方向かを確認する

こちらのチャートを見てトレンドの向きはわかりますか？

このチャートにラインを引くと

こうなります。

複数点反応している上昇トレンドラインがあり途中までは上昇トレンド。

トレンドラインを割ってロールリバーサルしてからは複数点反応している下降トレンドラインがあるので下降トレンド。

このようにトレンドラインを引く事で実際に今のトレンドがどちらを向いているのか把握する事が出来ます。

実戦でのトレンドラインの引き方とエントリー方法

過去チャートを見ながらトレンドラインを見つけて引くのは簡単ですよね？

では実戦ではどのようにトレンドラインを引いて、どのようにエントリーしていくのか説明します。

まずは実戦でのトレンドラインの引き方から

過去チャートですが起点から右側のチャートが無い状態だと思って下さい。

少しずつチャートが進んでまず最初は起点を元に緑↑で反発した後に起点と緑↑を結んだラインを引きたくなりますが、これは2点しか反応してないどこにでも引けるラインなので引きません。

青矢印付近で3点目の反応をせず緑ライン上で行ったり来たりしてるのでやっぱり効かないラインという事です。

次に起点を元に青2点目↑のラインを引きます。そうすると青1点目↑でも反応していて3点反応に。直後ブレイクしてロールリバーサルも効いていそうに見えます。

しかし黄色2点目の後に青ライン上でぐちゃぐちゃしてるので効かないラインと判断します。

最後に起点を元に黄色2点目↑を結ぶと黄色1点目↑と3点反応しているラインが引けます。

その後複数回黄色↑で反応しているのでこれが効くトレンドラインだったという事になります。

では実際のエントリーはどのように行うのか？

実際こんなに細かくエントリーを行う事はありませんが可能性という意味で考えらえるエントリーポイントは以下です。

■①

青2点目↑反応後の赤丸でロングエントリー

青ライン下ブレイクで赤丸損切

■②

青ラインロールリバーサル赤丸ショートエントリー

青ライン上ブレイクで赤丸損切

※ここで青のトレンドラインが効かないと判断できます

■③

黄色ライン黄色3点目↑赤丸でロングエントリー

エントリーラインが効いてるのを確認してその後の赤丸で追撃ロングエントリー

青ラインの上辺り、上髭2本線が出て2本目陰線確定で利確

■④

黄色ラインに触れたので赤丸でロングエントリー

即黄色ラインを下ブレイクしたので赤丸で損切

■⑤

黄色ラインを下にブレイクしてから戻って来たので黄色ラインでロールリバーサルのショートエントリー

このようになります。

ここから更に下降トレンドが発生して

オレンジ↓2点目で3点反応したのを確認して追撃ショートエントリー

その後最後のトレンドライン↓タッチでショートエントリー

トレンドラインブレイクやプライスアクション、値幅などを根拠に利確

ここまで細かくエントリーする事は稀ですが参考として細かい全てのエントリーを載せておきます。