テクニカル

ダウ理論

相場はダウ理論で動く

基本中の基本、ダウ理論がわからなければ相場分析も出来ないので絶対に理解しておきましょう。

6つの法則

ダウ理論は6つの法則があります。

① 価格はすべての事象を織り込む

② トレンドは3種類ある

③ トレンドは3段階からなる

④ 平均は相互に確認されなければならない

⑤ トレンドは出来高でも確認されなければならない

⑥ トレンドは明確な反転シグナルが出るまで継続する

ここでは簡単にポイントだけ解説します。

①価格は全ての事象を織り込む

これは市場価格の形成にはファンダメンタルズや予測不能な災害など全ての事象を織り込んでいるという事です。

全てを織り込んで形成されてきたチャートで行うのでテクニカル分析の有効性を表しています。

②トレンドは3種類ある

短期トレンド、中期トレンド、長期トレンドの3種類があります

③トレンドは3段階からなる

第一段階 先行期
先行投資家が底値買いや天井売りでトレンドが反転して価格に動きが出る段階。エリオット波動でいう第一波のタイミングです。


第二段階 追随期
先行期の動きに反応して多くの投資家が参入、急激な価格変動が起きる段階。エリオット波動でいう第三波のタイミング。


第三段階 利食期
多くのトレーダーが利確を行う段階。エリオット波動でいう第五波のタイミング。

④平均は相互に確認されなければならない

複数銘柄で同じトレンドを確認する事で高い精度でトレンドを捉えられるという意味です。

FXだと相関関係のある通貨ペアや対象ペアに当てはまる指標を確認する事が重要です。

⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

出来高は売買数量です。

FXの場合出来高を確認出来るインジケーターもありますが株のようには確認する事が出来ないのでこの法則はあまり当てはまらないと言われます。

⑥のトレンドは明確な反転シグナルが出るまで継続する。

これは特に初心者の時は一番大事です。

明確な反転シグナルが出てないのにそろそろ反転するかな?という値頃感だけで逆張りをしてしまい、トレンドが継続して損をするというのは初心者によくあるパターンなので覚えておいて下さい。

ダウ理論は基本中の基本で全トレーダーが理解していないといけないものだと思って下さい。